横浜の安全性は?
神奈川県横浜市は全国的にも知名度の高い大都市の一つです。
海があり、東京からのアクセスも良く、一方で山などの自然にも触れやすいため、住む場所として好まれているだけでなく、レジャースポットも少なくありません。
そんな横浜の治安について紹介します。
※横浜について詳しく知りたい際のお役立ち情報「横浜ダイレクトナビ」
横浜ってどんな都市?
横浜市は神奈川県の東部に位置する政令指定都市であり、神奈川県では最多の人口を誇る都市。
県庁所在地でもあります。
大きくは東京大都市圏(首都圏)のカテゴリになり、約377.2万人という人口は東京23区を除けば全国で一位です。
また海に面しており、商業的に発展している地域も多い日本有数の港湾都市・商工業都市とも言うことができます。
歴史的にも特に鎌倉時代、江戸時代には大きな出来事の舞台となっており、今も史跡として残っているものは少なくありません。
そうした点から、観光地としても人気の高い都市となっています。
横浜の交通状況は?
横浜市の中心である横浜駅には、JRの管轄する路線をはじめとして、京急本線、東急東横線、みなとみらい線、相鉄本線、横浜市営地下鉄ブルーラインなど実に多くの電車が乗り入れています。
全部で6社の鉄道会社、11路線という多さは全国でも飛び抜けています。
住人の通勤・通学の便が良いことはもちろん、観光をするのにも便利で、東京など多くの主要駅へ乗り換えなしで行くこともできます。
東京の場合は所要時間も30分前後となるため、東京のベッドタウンとしての機能も十分です。
そのことにより、県内外からの人の出入りも多い都市とも言えるでしょう。
横浜に住むメリットとは
もしも横浜に住んだ場合、以下のようなメリットを挙げることができます。
買い物に不便がない
横浜市は隣の東京にも引けをとらない豊富な商業施設があります。
人口の多さも相まって、日常に必要な買い物に困らないことももちろんですが、海外ブランド品や、横浜でしか買えないようなものも多く、ネットでのショッピングも一般的になったとはいえ、直接足を運んで選べるのは嬉しいところでです。
レジャー施設も多い
みなとみらいやランドマークタワーなど、先進的な建築物や遊べる場所が多いのも横浜の特徴の一つ。
その他にも山下公園や赤レンガ倉庫など全国的に知られた名所も多く、また鎌倉や湘南といった観光地へのアクセスも魅力です。
ステータスがある
こうしたことから、横浜にステータス性を求める人も少なくないのが特徴です。
東京都はまた異なる独立した知名度のある地域として、関東の中でも独自の地位を築いており、東京よりもむしろ横浜に魅力を感じるという人は、住みたい人、遊びに来たい人を問わず多く、憧れを持つ人もいます。
横浜に住むデメリットとは
では横浜に住むとして、考えられるデメリットとは何でしょうか。
人が多い
ここまでも触れてきましたが、横浜は人の多さが魅力の一つ。
ただしこれが、住む人や遊びに行く人にとってはデメリットになることもあるでしょう。
単純に人の多さが苦手という人もいますし、人が多ければそれだけ騒音やゴミ、トラブルなども増えます。
横浜と言っても広いので場所によりますが、落ち着いて静かな場所で暮らしたいという人にはあまり向いていないかもしれません。
不良が多いという話も
横浜は伝統的に、いわゆるヤンキーなど、不良が多めだとも言われます。
正確な統計が取られたわけではないので割合はわからず、あくまでイメージの問題ともされていますが、横浜=不良というイメージを持つ人も確かにいるかもしれません。
芸能人やスポーツ選手にも、横浜のそうした文化で育ってきていたり、文化に憧れを持つ人がいるので、そうした影響もあるでしょう。
夜は危険な場所もある
また現実に、夜の繁華街などはキャッチなども多く、一定以上の危険性はあるとも言われています。
夜などの時間帯や、特定の地域を避ければまず危険はありませんが、そうした場所が存在していることは認識しておいた方が良いかもしれません。
横浜は住みたい街?
ここからは、不動産会社などが独自に行ったアンケートなどを参考に、一般的な意見などを紹介していきましょう。
横浜はネガティブな面も決してないわけではありませんが、一般的には住みたいという意見のほうが多く見られる街です。
やはり先にも紹介した利便性の高さや、買い物、遊べる場所、そして名所の多さなどがその要因になっていると考えられます。
また、エリアごとに特色があり、中区・西区エリアは横浜らしい先進性や名所、利便性などが人気です。
一方で青葉区エリアのように利便性もありつつ、豊富な自然や大型商業施設、また車での移動にしやすさが魅力となっている地域もあります。
横浜は住みたくない街?
横浜は住む場所として人気ですが、その一方で、実際に住んだ人からは悪い評判が聞かれることもあります。
神奈川県で、実際に住んだ人による「住みたくない街」としてとったアンケートでは、トップ2が横浜市でした(中区・西区)。
ちなみに第3位は川崎市川崎区です。
この中区・西区ということからもわかるように、その主な理由は「治安」。
凶悪犯罪や犯罪率は高いとされ、また風俗街の多さ家賃の高さなどもネガティブポイントとして挙げられています。
横浜の総合的な治安は?
このように、確かに数字的な面で言えば、横浜市はあまり良い状況とは言えないかもしれません。
ただしそれには人口の多さも関係しており、人口が増えればそれだけ犯罪も多くなってしまうのは仕方のないことと言えるでしょう。
ですが、風俗街などは至る場所にあるわけではなく、特定の場所に固まっているので、たとえば子供などはそのエリアに近づかせなければ問題ありません。
また人の出入りの多さはひと目の多さにもつながるため、夜などの時間帯に危ないとされる場所にさえ行かなければ安全性は担保できると言えるでしょう。
警察も機能しており、警視庁による犯罪発生マップなどでは凶悪犯罪は少なめの地域ともされているので、大都市としては比較的安全な場所となっています。
昼間に行動することを心がけたり、行く場所を選ぶなどしておけばまず犯罪に巻き込まれることはありません。
総合的には、大都市の恩恵が得られる一方で、治安は良いほうだと言えるでしょう。
横浜は比較的安全な都市!
このように、横浜の利便性は高く、商業施設やレジャー施設なども多く楽しめる一方で、凶悪犯罪などはそれほど多くは無いと言えます。
住む場合でも、遊びに行く場合でも、あえて夜などに危ない場所に行くようなことをしなければ、安全性は十分に確保できる都市となっています。